断熱等級6なのに寒い家あるの?
2026/08/30
こんにちは、広報の中野です。
最近は、
「断熱等級6」
という言葉を聞く機会が増えました。
断熱性能が高いなら、
「冬でも暖かい家になる!」
と思いますよね。
でも実は、
断熱等級6だからと言って、
必ず暖かい家になるわけではありません。
大切なのは、
断熱だけではなく、
気密・換気・日射・窓・施工精度まで
セットで考えること。
今回は、
断熱性能6なのに寒く感じる原因と、
後悔しないための寒さ対策について解説します。
断熱等級6とは?
断熱等級とは、
住宅の断熱性能を示す基準です。
断熱等級6は、
2022年に新設された、
高い断熱性能を求める住宅の基準のひとつ。
地域ごとに、
求められるUA値が定められています。
例えば、
兵庫県の多くが該当する6地域では、
断熱等級6のUA値基準は0.46W/㎡K以下です。
UA値は、
数字が小さいほど、
住宅から熱が逃げにくいことを表します。
ただし、
ここで注意したことがあります⚠
UA値は、あくまで設計上の断熱性能を示す数値。
UA値だけを見て、
「この家は絶対に暖かい」
とは判断できません。
断熱等級6なのに寒い原因
給気口から冷たい空気当たる

意外と見落とされるのが、
換気の給気口の位置です。
例えば第三種換気では、
冬の空気を給気口から、
直接室内へ取り込みます。
冬なら当然、
入ってくるのは冷たい外気です。
その給気口が、
- ソファのすぐ近く
- ベッドの頭の近く
- 普段座っている場所の近く
こうした位置にあると、
室温自体はそれほど低くなくても、
冷たい空気が直接体に当たり、
「なんか寒い...」
と感じることがあります。
大切なのは、
換気設備だけで決めるのではなく、
人がどこで過ごすかまで考えて給気口を配置すること。
ソファやベッド、
ダイニングなどの家具配置まで考えながら、
空気の流れを計画します。
冬の日射を取り込めていない

高断熱住宅では、
冬の太陽の熱も大切な暖房です。
例えば、
南側に大きな窓をつけたとしても、
必ず暖かくなるとは限りません。
- 庇が深すぎる
- 周囲の建物で日陰になる
- 日射取得に向かないガラスを選ぶ
こうした条件が重なると、
せっかく冬の日差しを、
十分に取り込めないことがあります。
夏は遮って、冬は取り込む
ここで重要になるのが、
パッシブ設計です。
夏の強い日差しは遮る。
冬の低い日差しは室内へ取り込む。
そのためには、
- 窓の位置
- 窓の大きさ
- ガラスの種類
- 庇の長さ
- 建物の方角
- 周囲の建物や山の影
ここまで考えて、
一邸ごとに設計する必要があります。
単純に、
「南側に大きな窓=暖かい家」
ではないんです。
気密が低い

断熱と一緒に、
必ず考えてほしいのが
気密性能です。
いくら高性能な断熱材を使っても、
住宅に隙間が多ければ、
そこから外気が入り、
暖めた空気も逃げてしまいます。
そこで確認したいのが、
**C値(相当隙間面積)**です。
C値は、
住宅にどれくらい隙間があるのかを示す数値。
UA値だけではなく、
実際の建物で気密測定を行っているか
も確認してみてください。
断熱・気密が途中で途切れている
そして、
かなり重要なのが、
現場での施工精度です。
図面上のUA値がどれだけ良くても、
実際の施工に断熱欠損や隙間があれば、
想定した性能を十分に発揮できません。
例えば、
- 窓周りの隙間
- 配管、ダクトの貫通部分
- 梁や天井との取り合い
- 基礎や土間まわり
こうした細かな部分で、
断熱材や気密層が途切れていないか。
一つひとつは、
小さな部分かもしれません。
でも住宅全体で考えると、
こうした細部の積み重ねが住み心地につながります。
だからこそ、
設計上の性能だけではなく、
現場でその性能を実現できているかが重要です。
窓だけ性能が弱い
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住宅の中でも、
窓は熱の出入りが大きい部分です。
せっかく壁や天井の断熱性能を高めても、
窓の性能が低ければ、
窓際で冷たさを感じることがあります。
確認したいのは、
ガラスの枚数だけではありません。
- サッシの種類
- ガラスの性能
- 窓の大きさ
- 配置
- 日射取得、日射遮蔽
すべてを考えることが重要です。
暖かい家に必要なのは「断熱」だけではない
ここまでを見ると、
暖かい家をつくるために、
断熱等級だけを見てはいけない理由が分かります。
大切なのは、
断熱 × 気密 × 換気 × 日射 × 窓 × 施工精度
このすべてが、
きちんとつながっていることです。
一つだけ性能を高めても、
どこかに弱点があれば、
実際の暮らしでは寒さを感じる可能性があります。
はだしの家では気密測定を全棟実施
はだしの家では、
断熱性能を計算するだけで終わらせず、
一棟一棟、気密測定を実施しています。
図面上ではなく、
実際に完成していく建物が、
きちんと性能を発揮できる状態なのか。
C値を測定し、
確認することを大切にしています。
さらに、
窓の配置や日射、
換気計画まで含めて、
家全体で快適性を考えます。
断熱等級6の家で後悔しないためのチェックポイント
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住宅会社を比較するときは、
「断熱等級6ですか?」
だけではなく、
次のポイントまで聞いてみてください。
- UA値はいくつ?
- C値はいくつ?
- 全棟で気密測定をしている?
- 窓、サッシの仕様は?
- 換気方法は?
- 換気口はどこで配置する?
- 冬の日射取得まで計算している?
- 夏の日射遮蔽は?
- 断熱、気密施工の検査している?
ここまで確認すると、
住宅会社による違いも、
かなり見えてくると思います。
よくある質問
Q1.断熱等級6なら冬でも暖房なしで暖かい?
必ずしも暖房が不要になるわけではありません。
断熱等級6は熱を逃がしにくくする性能であり、
暖房そのものではありません。
日射取得や気密性能、
空調計画なども重要です。
UA値とC値は何が違いますか?
UA値は、
住宅からどれくらい熱が逃げるかを示す指標。
C値は、
住宅にどれくらい隙間があるかを示す指標です。
暖かい家を考えるなら、
両方を確認することが大切です。
Q3.南向きなら冬は暖かくなりますか?
南向きでも、
庇や周囲の建物、
窓の種類などによって、
日射を十分に取り込めない場合があります。
方角だけではなく、
敷地条件まで含めた設計が必要です。
まとめ
断熱等級6は、
快適な家をつくるうえで、
とても大切な性能です。
ただし、
断熱等級が高い=必ず暖かい家
ではありません。
- 冬の日射
- 窓の性能
- 住宅の隙間
- 現場の施工精度
こうした部分まで、
すべてつながって、
初めて快適な住まいになります。
数字だけを見るのではなく、
「その性能を実際の暮らしでどう活かす設計になっているのか」
ここまで確認することが、
後悔しない家づくりにつながります。
では、今日はこのあたりで!
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はだしの家
〒671-2103
住所 : 兵庫県姫路市夢前町前之庄3126-3
電話番号 : 079-336-0376
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